父が入院し住宅ローンが払えない

2024年08月08日

ご相談内容

息子様からのご相談でした。

お父様の心臓に病気が見つかり、入院しICU等に入っている期間も含め、住宅ローンの支払いができなくなり、

退院した時には競売の予告が届いていたそうです。

ご両親とはほとんど連絡を取っていない状況との事でしたが、

年金暮らしで住宅ローンが払えないご両親を何とか助けてほしいというお気持ちで弊会にご相談をいただきました。

 

競売予告とは?……→ ​こちらを参照!

ご提案内容と解決方法

お父様と直接お話を進め、お調べしていくと、抵当権が3件あることがわかりました。

競売を申し立てている債権者だけでなく、順序立てて紐解いていく必要があり、まずは、残債務の調査から始めていきました。

その中でも、2番抵当権者が全額を支払する準備をしたとしても、抵当権抹消には応じないとのことで、債務者であるお父様と根強く交渉を重ねていきました。

任意売却を行う中で、1番抵当権者は初めから競売方針だったので、競売と同時並行での売却活動となりました。

2番抵当権者が一切任意売却に応じなかったので、交渉に時間がかかりましたが、最終的には競売の入札期間突入の間近で、債権者の抵当権抹消承認が得られました

任意売却後の生活とご相談者様のご感想

競売での地裁評価額より売買価格はかなり高額だったため、多くの残債務を返済できたことで、自己破産も回避できました。

現在は賃貸物件にお引越しをされて、良い物件に巡り合えたとの事で、今の環境を気に入っておられるようです。

 

お父様:

ICUの入退院を繰り返したことで病気の事で頭が一杯で、支払い等に関しては全く把握ができていませんでした。

入院中に住宅ローンが払えなくなり、競売にまで進むとは思わずどうしてよいのか分かりませんでしたが、息子に助けられました。

今回全てをお任せすることで、とても安心して過ごせました。

 

息子様:

実家が無くなってしまったのは悲しいですが、それ以上にこれからも両親の笑顔を見られることが本当にうれしいです。

難しい状況だったと聞きましたが、最後まで諦めずに進めて頂き、本当にありがとうございました。

住宅ローンが払えない、払えなくなるなどでお悩みの場合はお力になれると思います。お気軽にご相談ください。

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